「十人の真犯人を逃すとも、一人の無辜を罰するなかれ」

「10人の真犯人を逃すとも、1人の無辜を罰するなかれ」

無辜。「むこ」と読みます。
「辜」は罪の意味を持つ漢字。つまり、「無辜」は「無罪」のことです。

「10人の真犯人を逃すとも、1人の無辜を罰するなかれ」は、映画「それでもボクはやってない」にも登場する法格言です。無実の人が処罰されることがあってはならない。冤罪は許してはならない。

「無罪の推定」、「疑わしきは罰せず」、「疑わしきは被告人の利益に」と目指すゴールは同じです。

いったん逮捕されてしまうと、最長で23日間も留置所などに入れられ、自白を迫られ、(裁判前なのに) 警察やマスコミから犯罪者のように扱われることがあります。犯人だと疑って取調べをしているわけですから、厳しい追及が行われることも珍しくありません。

また、仮に、罪を認めている場合であっても、真実よりも重い罪を認めさせられてしまう場合もあります。
このような事態を防ぐには、弁護士を選任し、適切な助言や弁護活動を受けるのが最善です。

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2 comments on “「十人の真犯人を逃すとも、一人の無辜を罰するなかれ」

  1. ももこ

    今晩のミステリースペシャル「事件18」の中で弁護士役の北大路欣也さんが言っていた台詞の意味が知りたくて、ググったら此処に辿り着きました。こんな意味だったのですね。すっきりです。

    1. hiroshi.kawashima

      たまたま家族が同じドラマを観たそうで、あらすじを聞きました。
      北大路欣也さんが弁護する被告人は、真犯人ではなかったのですね。

      「十人の真犯人を逃すとも、一人の無辜を罰するなかれ」 は、刑事裁判の過程で他に真犯人がいる(被告人が真犯人ではない)事を証明したことについて「さすがですね」と褒めた刑事に返した言葉でした。固定観念や先入観に引きずられた誤認逮捕はよろしくありません。

      前科があることを理由に「今回も犯人であるに違いない」と決めつけて報道するマスコミに、
      「裁判に勝ったとしても、悪名高い人間の弁護をしたとなれば、弁護士としての名に傷がつく」という事務所スタッフ。
      北大路さんの「有罪の可能性があるからこそ、弁護をする必要がある」との台詞が印象的だったと申しておりました。

    2. ・身の覚えのない罪でも、一旦犯人だと疑われると無実を主張していてもなかなか聞き入れてもらえないこと、
    3. ・誤認逮捕や冤罪だったときの名誉回復が非常に難しいこと(一旦拡散されてしまえば人々の記憶から消すのは困難)
    4. ・本人だけでなく家族にも大きな影響があること
    5. がよく分かるストーリーだったと思います。