認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題

「介護をしている親族が、認知症の親の預貯金を使い込んでいる疑いがあるのですが・・・」

認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談認知症の親の介護をしている親族が親の預貯金を使い込んでいる疑いがある場合まず、どのようにしたらいいでしょうか。

弁護士の回答介護をしている親族本人に対して、通帳や預貯金の取引履歴の開示を求めてみましょう。開示を拒否された場合、開示できない理由、すなわち使い込みの疑いが強くなります。


認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談使い込みの疑いがある場合、使い込みの有無を調べたり、使い込みを止めさせたりするにはどのようにしたらいいでしょうか。

弁護士の回答預貯金の名義人の親が認知症など判断能力に問題がある場合には、成年後見人、保佐人、補助人などの家庭裁判所の成年後見制度を利用でき、成年後見制度によって親の預貯金の使い込みの解決ができます。


成年後見制度による解決

認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)認知症の親の介護をしている親族が親の預貯金を使い込んでいる疑いがある場合、家庭裁判所の成年後見制度を使うとなぜ解決が図れるのでしょうか?

弁護士の回答成年後見人等がつくと認知症の親(被後見人)名義の財産は不動産・預貯金・株式など一切を後見人が管理するので、過去の預貯金の引き出しに不正があれば発見することができます。


認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)認知症の親の介護をしている親族が親の預貯金を使い込んでいる疑いがある場合、後見人が、使い込んだ親戚に使い込んだ預貯金の返還請求をしてくれるのですか?

弁護士の回答後見人が、認知症の親の預貯金の通帳や取引履歴を調査して、介護をしている親族が親の預貯金を使い込んでいると判断すれば、使い込んだ親戚に返還請求を行います。


認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)認知症の親の預貯金を使い込んだ親族に対して返還請求する際は、後見人だけの判断で行うのですか?

弁護士の回答後見人は一般的には、家庭裁判所と協議しながら返還請求手続きを進めていきます。


後見人が、認知症の親の預貯金を使い込んだ親族に対して返還を求める際の対応について

認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)認知症の親の預貯金を使い込んだ親族へ返還請求する場合に、後見人はまずどういう対応を取るのですか?

弁護士の回答後見人は、一般的には、まず認知症の親の預貯金を使い込んだ疑いの親族に対して、まず、引き出したお金の使い道、理由の説明を求めます。


認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)引き出したお金の使い道や理由の説明を求めた後はどういう対応を取るのですか?

弁護士の回答認知症の親の預貯金を使い込んだ疑いのある親族からの回答がない/回答があったとしても納得できない(使い込んだとしか考えられない)場合、まずは内容証明郵便などで、期限を設けて、返還請求をすることが一般的です。


認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)認知症の親の預貯金を使い込んだ親族からの返還がなかった場合、後見人は次にどういう対応を取るのですか?

弁護士の回答後見人は、家庭裁判所と協議して、場合によっては、認知症の親の預貯金を使い込んだ親族に対して、使い込んだお金の返還を求める裁判を起こすことが考えられます。


認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)後見人から返還請求があった場合、使い込んだ親族は引き出したお金全額を返還しなければいけないのですか?認知症の親のために使ったお金は返還額から差し引かれませんか。

弁護士の回答認知症の親の預貯金を使い込んだ親族も必ずしも引き出した金額全額を返還しなければいけないわけではありません。認知症の親のために使った経費など正当に使ったお金は返還すべき金額から差し引かれます。


認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)親族として介護した分の時給や手間賃分を返還額から差し引いてもらえませんか。

弁護士の回答認知症の親を親族として介護した分の時給や手間賃分を返還すべき金額から差し引けるかどうかは、ケースバイケースですが、一般的には容易ではありません。


認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)介護した分の時給や手間賃分を差し引いてもらえない場合、控除しない理由は何ですか。

弁護士の回答親族として介護した分の時給や手間賃分を返還額から差し引いてもらえない理由として、一般的には、①認知症の親と介護の契約・条件の取り決めをしていない(時給がいくらかも事前に決まっていない)、②親族の介護は扶養義務の履行や好意に過ぎず、金銭評価しなければいけないものではないといった理由があると考えられます。


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