後悔しない不動産相続の為の12のポイント

不動産を相続する時のチェックポイントはたくさんあります。

例えば次の12点です。これらの相続チェックポイントは

  • 相続した不動産をご自身で保有する場合
  • 相続した不動産を売却する場合

どちらの場合にでも重要なものです。

不動産を相続する時のチェックポイント

  1. 買い手はつくか、売れるとして金額はいくらか。
  2. 不動産にどのような利用方法があるか(住宅用、賃貸用、駐車場、倉庫用など)。
  3. 道路に接道しているか。
  4. 水道管、ガス管などライフラインは開通しているか。
  5. 行政上の建築制限はないか(3階以上の建物は建てられない地域等)。
  6. 遺跡など埋蔵物はないか。
  7. 越境など隣地・境界での紛争はないか。
  8. 農地など土地の利用に制限はないか。
  9. 区画整理、道路拡張などで近い将来に収容予定はないか。
  10. 賃貸物件であれば、賃料収益(利回り)はどのくらいあるか。
  11. 賃貸物件であれば賃借人はいるか。
  12. 賃借人がいる場合、賃貸期間は何年か。

相続で、こういった事情を調べて、ベストな選択をするには、弁護士、司法書士、税理士、不動産業者などの専門家の知識が必要です。相続で不動産を貰う際には、弁護士、税理士、不動産業者などの専門家に一度相談してみてください。

弁護士法人東京ミネルヴァ法律事務所では、他の専門家と協力して問題解決に臨んでおります。他の専門家のご紹介も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

相続でもらう不動産の価値を知る

相続する不動産の価値(売れるか、売れるとして金額がいくらか)は、事前にきちんと確認しておくべきです。

この問題は、仮に相続で貰った不動産をすぐには売るつもりのない方も確認しておくべき事項です。

私が扱った事案では以下のような事案があります。

価値のない土地

遺言で全財産を貰った相続人Aと遺産を全くもらえなかった相続人Bがいました。
(私は相続人Bから相談を受けました。)

相続人Aから相続人Bに対して、遺産のうち、「田舎の畑が2000万円位で買い手が付きそうなので、この畑を遺留分として相続人Bに譲る」という話がありました。

しかし、私が不動産業者に当たったところ、到底2000万円の金額で売れる土地ではなく、買い手を見つけることさえ難しく苦労しました。
結局、相続人Aの言う2000万円で買う買い手も現れませんでした。

相続で買い手のつかない土地を貰った場合、売却代金が入らないだけでなく、毎年の固定資産税など税金もかかるため、かえって出費が増えてしまいます。
そのため、相続で不動産をもらう時にはきちんと不動産の査定をしてもらいましょう。
簡易な査定であれば、無料で査定してくれる不動産業者もあります。

相続でもらう不動産の利用方法を知る

相続する不動産にどういう利用方法があるかも事前に調べておくべきです。

相続でもらう不動産が土地の場合、住宅用としての向き不向き、住宅用には不向きであるが駐車場としては人気がある等、土地ごとに利用方法に向き不向きがあるからです。

相続で住宅に向いていない土地を貰ってしまったら、その土地に建物を建てて住もうとしてもいい結果に結びつくはずがありません。相続で不動産を貰うには、今後のその不動産をどう利用していくかという計画とその利用方法に適した不動産かを確認する必要があります。(その不動産に住みたいなら、住宅用に適した土地かどうかを確認するべきです。)

例えば、住宅用土地としての向き不向きのチェック要素として、

  • 地形(家を建てるのに向いた地形か)
  • 居住環境(付近の交通の便はどうか)
  • 用途制限(行政法上建築条件に制限があるか)

様々な要素があります。

相続でもらう不動産がどういうタイプの不動産かをきちんと見極めて、後悔のない相続をしてください。