遺産の使い込み・相続財産の横領

相続の相談被相続人の財産・遺産について、生前死後に使い込みがある場合、どうしたらよいのでしょうか?

弁護士の回答遺産を使い込んだ人に対して使い込んだ返還請求を行います。
被相続人の預金口座から大金が引き出されていたなど、そういった場合には使い込んだ人に対して返還請求することができます。


遺産の使い込みに関してよく頂戴するお問い合わせ

「使い込まれた財産を取り戻したい」(被相続人の死後に使い込みが発覚した場合)
■「使い込まれた財産を取り戻したい」(被相続人の死後に使い込みが発覚した場合)

■「使い込まれた財産を取り戻したい」(存命中に使い込みが発覚した場合)



■「被相続人の遺産を使い込んだとして、他の相続人などから返還請求を受けている」

※使い込みが事実がどうかを問わず、返還を求められてお困りの方からのご相談も受け付けております。「適切に必要経費を財産から支払っただけなのに責められている」場合も是非ご相談ください。


使い込まれた遺産を取り戻すには?

使い込み・横領された相続財産の返還請求

1.遺産を使い込んだ人の特定

遺産を使い込んだ人が誰かを特定します。

被相続人の通帳、キャッシュカード、銀行印の管理状況や、引出しが行われている店舗の場所などから、遺産使い込んだ人を特定します。

2.遺産の使い込み金額の確定

遺産の使い込みと思われるものと正当な支出とを分けます。

被相続人の通帳や口座の取引履歴を取り寄せ、遺産の収支状況を分析します。
遺産の使い込みをピックアップし総額を計算します。

3.遺産を使い込んだ人への返還請求

遺産を使い込んだ人へ返還請求を行います。

遺産を使い込んだ人へ、遺産の返還を求める内容の内容証明郵便を出します。
遺産を使い込んだ人が遺産の返還に応じなければ、次のステップへと移ります。

h6遺産分割調停の中で解決を図る
遺産を使い込んだ人が相続人の場合で、遺産分割調停を行っている時や、遺産分割調停を今後起こす場合には、遺産分割調停の中で、遺産の使い込みについても返還を求められる場合があります。



もっとも、遺産を使い込んだ人が、返還に応じなければ調停での解決は困難になります。
その場合には、次ののステップに進むことになります。

h6遺産を使い込んだ人に対して、不当利得返還請求訴訟または不法行為に基づく損害賠償請求訴訟を起こす

遺産を使い込んだ人が返還に応じない場合には、使い込んだ遺産の返還を求め、不当利得返還請求訴訟または不法行為に基づく損害賠償請求訴訟を起こすことができます。

遺産を使い込んだ人は、裁判に応じなければ敗訴してしまうため裁判に応じざるを得ません。つまり、この手段は遺産を使い込んだ人に、強制的に遺産の使い込み問題に対応させることができる点にメリットがあります。


遺産の使い込みが、被相続人の意思に反しない場合
(例:被相続人からの贈与など)

不当利得返還請求または不法行為に基づく損害賠償請求ができない場合があります。
この場合には、遺留分減殺請求をすることができる場合があります。

相続財産/遺産の使い込み・横領・着服

遺産の使い込み・横領の典型例

被相続人が寝たきりなど、自力では預貯金口座からお金を下せない状態にもかかわらず、口座からは頻繁にお金が引き出されている・使途不明金があるケースです。

中には、他の相続人が連日50万円(ATMの上限額)を引き出していた事例もあります。


遺産の使い込み・横領に関する相談相続人の一人が遺産、被相続人名義の預貯金を使い込み・横領していることは良くあることでしょうか。

弁護士の回答相続人の一人が遺産、被相続人名義の預貯金を使い込み・横領していることは頻繁にあることです。特に被相続人と同居していた相続人が遺産、被相続人名義の預貯金を使い込み・横領していることが多いようです。

他の相続人が、被相続人の生前に預貯金を使い込んだ・横領した

遺産の使い込み・横領に関する相談
遺産を使い込んだ人に対して返還を求めることができるでしょうか。

弁護士の回答被相続人の遺産である預貯金を使い込んだ相続人にその返還を求めることができます。遺産である預貯金の使い込みは、不当利得返還請求または不法行為に基づく損害賠償請求という形で返還を求めることになります。


遺産の使い込み・横領に関する相談
使い込んだ金額・横領した金額を全額を返還してもらえるのですか。

弁護士の回答遺産、被相続人名義の預貯金を使い込み・横領した金額のうち、返還を求める相続人の法定相続分相当の金額について、返還を求めることになります。


遺産の使い込み・横領に関する相談遺産分割調停では、生前に被相続人の遺産となる預貯金の使い込み・横領をした相続人に対して返還を求めることができますか。

弁護士の回答調停の中で争点として取り扱ってもらうことはできます。しかし、相続人間で、遺産である預貯金の使い込み・横領について協議がつかない場合には、その部分を除いて、調停、審判と手続きを進めることになります。


遺産の使い込み・横領に関する相談遺産分割調停では、生前に被相続人の遺産となる預貯金の使い込み・横領をした相続人と使い込み・横領部分について協議ができませんでした。どうしたら返還を求めることができますか。

弁護士の回答地方裁判所(金額によっては簡易裁判所)で、通常の裁判を起こして使い込まれた遺産・預貯金の返還を求めることになります。

遺産の使い込み・横領の証拠

遺産の使い込み・横領に関する相談被相続人名義の預貯金の使い込み・横領の証明を証明するにはどのような証拠が必要ですか。

弁護士の回答横領や使い込んだことが分かる資料(通帳、預貯金口座の取引履歴)が必要です。また、預貯金を下ろした人が被相続人以外であることも証明することが必要です。


遺産の使い込み・横領に関する相談遺産、被相続人名義の預貯金を横領や使い込んだ人が被相続人以外であることを証明するにはどのような証拠が必要ですか。

弁護士の回答相続人が遺産、被相続人名義の預貯金を管理していなかったことを示す必要があります。たとえば、被相続人が認知症や寝たきりで介護が必要であった場合であれば、診断書、カルテなどが証拠となります。

遺産を使い込んだ人の反論

遺産の使い込み・横領に関する相談遺産、被相続人名義の預貯金を使い込み、横領した相続人はどういった反論をしてくるのですか。

弁護士の回答被相続人に指示されて被相続人名義の預貯金を下ろした(お金自体は被相続人に渡した)、被相続人の介護、生活費用に使った、被相続人から自分に贈与されたなど、様々な反論がなされます。

中には、「自分が被相続人の介護をしていたので、被相続人の預貯金から下したお金を貰って当然である」と主張する人もいます。(法律的に必ずしも認められる主張ではありません)


遺産の使い込み・横領に関する相談遺産である預貯金を使い込んだ相続人がから被相続人の介護費、生活費に使ったと反論されましたが、この相続人の反論は通用するのでしょうか。

弁護士の回答相続人が下した預貯金の金額と被相続人の生活費を比較して、収支を計算してみてください。被相続人の収支を計算して残るお金の方があまりに多いと相続人の使い込みの可能性が高くなります。

遺産の使い込み・横領の裁判

遺産の使い込み・横領に関する相談被相続人の預金、現金を使い込んだ相続人に対して裁判で返還を求める場合、返還を求める相続人の近くの裁判所で裁判をすることはできますか。

弁護士の回答被相続人の預金、現金を使い込んだ相続人に対して裁判は、返還を求める相続人の住所地を管轄する裁判所に対して裁判を起こすことができます。


遺産の使い込み・横領に関する相談被相続人の預金、現金を使い込んだ相続人に対して裁判で返還を求める場合、使い込んだ相続人の近くの裁判所で裁判をすることはできますか。

弁護士の回答被相続人の預金、現金を使い込んだ相続人に対して裁判は、使い込んだ相続人の住所地を管轄する裁判所に対して裁判を起こすこともできます。

認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題

「介護をしている親族が、認知症の親の預貯金を使い込んでいる疑いがあるのですが・・・」

認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談認知症の親の介護をしている親族が親の預貯金を使い込んでいる疑いがある場合まず、どのようにしたらいいでしょうか。

弁護士の回答介護をしている親族本人に対して、通帳や預貯金の取引履歴の開示を求めてみましょう。開示を拒否された場合、開示できない理由、すなわち使い込みの疑いが強くなります。


認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談使い込みの疑いがある場合、使い込みの有無を調べたり、使い込みを止めさせたりするにはどのようにしたらいいでしょうか。

弁護士の回答預貯金の名義人の親が認知症など判断能力に問題がある場合には、成年後見人、保佐人、補助人などの家庭裁判所の成年後見制度を利用でき、成年後見制度によって親の預貯金の使い込みの解決ができます。


成年後見制度による解決

認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)認知症の親の介護をしている親族が親の預貯金を使い込んでいる疑いがある場合、家庭裁判所の成年後見制度を使うとなぜ解決が図れるのでしょうか?

弁護士の回答成年後見人等がつくと認知症の親(被後見人)名義の財産は不動産・預貯金・株式など一切を後見人が管理するので、過去の預貯金の引き出しに不正があれば発見することができます。


認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)認知症の親の介護をしている親族が親の預貯金を使い込んでいる疑いがある場合、後見人が、使い込んだ親戚に使い込んだ預貯金の返還請求をしてくれるのですか?

弁護士の回答後見人が、認知症の親の預貯金の通帳や取引履歴を調査して、介護をしている親族が親の預貯金を使い込んでいると判断すれば、使い込んだ親戚に返還請求を行います。


認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)認知症の親の預貯金を使い込んだ親族に対して返還請求する際は、後見人だけの判断で行うのですか?

弁護士の回答後見人は一般的には、家庭裁判所と協議しながら返還請求手続きを進めていきます。


後見人が、認知症の親の預貯金を使い込んだ親族に対して返還を求める際の対応について

認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)認知症の親の預貯金を使い込んだ親族へ返還請求する場合に、後見人はまずどういう対応を取るのですか?

弁護士の回答後見人は、一般的には、まず認知症の親の預貯金を使い込んだ疑いの親族に対して、まず、引き出したお金の使い道、理由の説明を求めます。


認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)引き出したお金の使い道や理由の説明を求めた後はどういう対応を取るのですか?

弁護士の回答認知症の親の預貯金を使い込んだ疑いのある親族からの回答がない/回答があったとしても納得できない(使い込んだとしか考えられない)場合、まずは内容証明郵便などで、期限を設けて、返還請求をすることが一般的です。


認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)認知症の親の預貯金を使い込んだ親族からの返還がなかった場合、後見人は次にどういう対応を取るのですか?

弁護士の回答後見人は、家庭裁判所と協議して、場合によっては、認知症の親の預貯金を使い込んだ親族に対して、使い込んだお金の返還を求める裁判を起こすことが考えられます。


認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)後見人から返還請求があった場合、使い込んだ親族は引き出したお金全額を返還しなければいけないのですか?認知症の親のために使ったお金は返還額から差し引かれませんか。

弁護士の回答認知症の親の預貯金を使い込んだ親族も必ずしも引き出した金額全額を返還しなければいけないわけではありません。認知症の親のために使った経費など正当に使ったお金は返還すべき金額から差し引かれます。


認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)親族として介護した分の時給や手間賃分を返還額から差し引いてもらえませんか。

弁護士の回答認知症の親を親族として介護した分の時給や手間賃分を返還すべき金額から差し引けるかどうかは、ケースバイケースですが、一般的には容易ではありません。


認知症の方の財産管理と「遺産の使い込み」問題に関する相談(遺産の使い込み問題と成年後見制度)介護した分の時給や手間賃分を差し引いてもらえない場合、控除しない理由は何ですか。

弁護士の回答親族として介護した分の時給や手間賃分を返還額から差し引いてもらえない理由として、一般的には、①認知症の親と介護の契約・条件の取り決めをしていない(時給がいくらかも事前に決まっていない)、②親族の介護は扶養義務の履行や好意に過ぎず、金銭評価しなければいけないものではないといった理由があると考えられます。


使い込まれた財産を取り戻したい方からのご相談も使い込みを疑われてお困りの方からのご相談も、どちらのケースのご相談もお受け出来ます。まずはお気軽にお問い合わせください。

料金体系(遺産の使い込み・横領)

遺産使い込み横領訴訟

着手金

着手金25万円 (+税) ~

報酬金

300万円以下の部分18% (+税)
300万円を超え、3,000万円以下の部分12%+18万円 (+税)
3,000万円を超え、3億円以下の部分8%+138万円 (+税)
3億円を超える部分6%+738万円 (+税)

※相続人・遺産調査から引き続きご依頼頂いた場合には、着手金から調査費用相当分を減額致します。

※複数人の相続人様から共同でご依頼頂けた場合には、着手金を割引致します。